当法人代表(寺岡賢)の生家は、林業と製材業を家業としてきた先祖代々の山林所有者です。四代目の父は三重県の指導林家を拝命し、社団法人大日本山林会の林野庁長官賞を受賞したり、中日造林賞の最優秀賞を受賞するなど、長年に渡って林業を専業として山林の保育と林業の経営に携わってきました。
昨今の地球温暖化のもと、CO2の削減や環境問題への意識が高まり、森林の持つ公益的機能が再認識されつつあります。ところが、森林・林業の担い手となる若い人材が集まりにくく、就業者の減少と高齢化も進んで日本の山林は放置され、荒れ放題となっているところも少なくありません。20代で社会教育の道を志し、山林経営から離れていましたが、この林業の衰退と山村の荒廃を何とかしたいという思いは常に持ち続けていました。
この度の法人設立にあたり、当法人が頂戴した浄財を有意に活用して林業の担い手を雇用し、林業経営だけでなく、環境問題や災害に強い国土保全に寄与できる方策を築いていきたいと考えています。田舎に若者が住み、家庭を築いていくことで山間部や農村が少しでも活性化すれば、地方の神社や仏閣を守っていく一助にもなれるとの思いもあります。過疎地となっている地方が元気になることで、この国の未来を明るいものにしていきたいという願いを込めて、少しずつ歩みを進めてまいりたいと存じます。
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